連携の続き。
時に、樹や風や石の中にかつての仲間を感じることがある。
それは、どの樹も石もそうである。というわけではなく。
特定のものであり、特定の期間、のこともある。
通信機か?とも思ったけど違うよう。
依代、のようなものか?
それをいうならば、ヒトもそう。 固定、結着の仕方が違うだけなのか。
遥か昔、共に同じ意志のもと、ここの地に足を踏み入れた。
そんな記憶があったものもあるし、
来た理由を同じくしているわけではないけども、
この地で新たに意志を交わしたものもある。
それは、ここの精霊や存在としてある者たちとの交流とは少し違う感覚。
あくまでも同業の匂い。
近頃、その同業以外の存在にも、興味を示し始めた自分がいる。
興味というより、気づいたのか。
例えば 龍 という存在。
宇宙的ドラゴンとは違い、あまり親しみはなかったのだけど
ここのところ気になることが増えた。
改めて意識を向けてみると、
彼らは彼らなりに、ここでの自分たちの存在意義を懸命に見出し
今がある・・・・というようなことが伝わってきた。
始まりは違うが、
ある意味、自分たちの現状とさして変わらない。
そんな風にも感じられたのだった。